DVの特徴/原因/心理

被害者がパートナーの『DV・モラハラ』に気が付けない3つの理由

DVモラハラ

妻や夫。または恋人間の大きな問題となっているのが、ドメスティックバイオレンス(DV)やモラルハラスメント(モラルハラスメント)です。

ニュースやドラマでパートナーへのDVを見かけるたび「私ならすぐに逃げるのに、なんで逃げないの!?」と思う人もいるでしょう。

そう、これこそがDV・モラハラ問題が深刻化する原因。

実際にDV・モラハラを受けている本人は『被害者である認識』ができないケースが多いのです。

この記事では、どうしてパートナーからの被害を認められないのか?被害者である認識が難しいのか?その理由を3つ紹介します。

理由1.日常的なダメージで判断能力が低下している

そもそも配偶者(妻・夫)や恋人は、あなたにとっていちばん信頼できる存在です。

手を振るわれたり、嫌がらせをされたりする現状があっても一度は愛し合い、一緒になったはず。もちろん、彼(彼女)のいい一面も理解していると思います。

そんな信頼できる相手から、精神的にも肉体的にも傷つけられていたらどうなるでしょうか……?

「殴られる自分が悪いんだ……」
「いいところも悪いところも全て受け止められるのは私しかいない」

日常的に繰り返されるDV・モラハラによって、正常な判断ができなくなると思います。

私自身もモラハラ・DV気質な恋人と付き合っていたことがあり(そして友人たちも……)モラハラ・DV加害者・被害者の心理を考える機会が多いのですが、モラハラ・DVって『幼児虐待』の心理と精通する部分があるのです。

DV・モラハラ被害者の『認識力』が低下するワケ

DV・モラハラの被害を受けたことがある人はおわかりいただけると思うのですが……実際に被害を受けている時って何かに取り憑かれたような思考回路になっていますよね。

しかし、どうしてDV・モラハラ被害者は正常な判断ができず、思考回路までも蝕まれるのでしょうか?

この理由は、精神的苦痛・悲しみから身を守るための防衛反応『解離症状(フリーズ)』が関係しています。

解離症状とは、現実・体験・感情・感覚を感じなくなり、『なかったことのように捉えられる症状』のこと。どんなに罵声を浴びせられても、どんなに手をあげられても、あまりのショックに、自分の目の前起きている出来事をスクリーン越しで見ているような感覚になるのです。

解離症状は心の忍耐機能が低い幼児に現れやすい症状と言われています。

しかし、大人であっても信頼しているはずだったパートナーに傷つけられる生活を送っていると、『心の機能』は低下しますよね……。

要するに離婚や破局の判断材料となる『暴行時』、解離症状によって、自分の出来事が「自分に起きている体験」だと認識することができず、正常な判断ができなくなるのだと考えています。

理由2.依存している(好きと思い込んでいる)

DVやモラハラの被害を受けやすい人の特徴として以下のようなものが挙げられます。

  • 自己評価・肯定感が低い
  • 罪悪感を抱きやすい
  • 依存しやすい体質である
  • 頑張りすぎてしまう性格

この特徴は半分正解であり、半分不正解です。

DV・モラハラによるダメージで自己評価・肯定感が低くなり、罪悪感を抱きすぎてしまうようになった……とも言えますよね。

私が被害者の特徴として共通すると思っている点は、『依存体質』であるということ。

とはいえ、パートナーからのDV・モラハラ被害を受けるまで、依存体質でなかった人もいらっしゃるでしょう。

そもそも依存という言葉にはこんな意味があります。

他のものによりかかり、それによって成り立つこと

DV・モラハラ被害者は『依存体質』であるというと誤解があるかもしれません。

が、あくまで依存している対象は『彼』ではなく、現状や我慢している自分にあるのではと考えています。

たとえば、以下のようなものが依存の対象となっていませんか?

  • ひどいことをされても耐えて来た『期間』
  • 『可哀想』なパートナーを支えている
  • 自分を必要としてくれる存在

「彼氏(彼女)のことが大好きだから、別れられない」
「妻(夫)は本当はいい人だから、離婚は考えられない」

DV・モラハラのパートナーと別れられない原因は、『執着』を『愛情』だと錯覚していることにあるのでは?

よく思うんです。人生で忘れられない恋人・いちばん好きだった人。これって愛情じゃなくて執着心なんですよね。

理由3.第三者の意見に触れる機会が少ない

モラハラ・DVをする人は『束縛』が強いという傾向があります。

異性の友達だけでなく、同性の友達や仕事や親族関係のお付き合いまで制限されるケースも珍しくありませんよね。

これもモラハラ・DVのあるある。第三者と触れる機会が極端に減り、加害者のペースに巻き込まれてしまうのです。

いわゆる洗脳状態ですよね。彼(彼女)と一緒にいるときは「おかしい」と思えないんです。

けれど第三者との交流で「もしかすると、パートナーは異常なんじゃ?」と気が付けることもあります。

モラハラDV体験談
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<まとめ>もしかして……?と思いこのサイトへ辿り着いたあなたへ。

この記事を読んでいるあなたは、少なからず「もしかして、私(僕)のパートナーはDVかも、モラハラかも」という不安があると思います。

しかし、この「もしかして……」という不信感こそが、今の状況を認識し、あなたらしい人生を歩むチャンスなのです。

今すぐ行動するのは難しいことかもしれませんが、今一度、あなたの置かれている環境を見直してみませんか?

あなたがDV・モラハラという終わりの見えないトンネルから抜け出せる日を願っています。