モラハラ上司

職場に潜む『モラハラ上司』の特徴・心理・傾向|被害にあったらやるべき対策とは?

モラハラ

モラハラ(モラル・ハラスメント)とは、相手を卑下したり、必要異常に責め立てたりして、精神的に相手を追い込むハラスメントです。

近年では夫婦間だけでなく、職場でのモラハラも増加しています。

職場の上司が部下にモラハラ被害を与え、退職に追い込むなどのニュースも目にしますよね……。悪質なケースだと退職・転職だけでなく日常生活にも支障が出るほど深刻化するケースもあるのです。

今回は職場にいる『モラハラ上司』に悩まされているあなたへ、モラハラ上司の特徴・傾向・心理と、被害を食い止めるための方法について紹介します。

モラハラ上司が部下に嫌がらせをする心理

どうしてモラハラ上司は部下を精神的に追い込んでしまうのでしょうか?

その原因・発端はさまざまですが、根本的な原因は『自分を正当化させたい』気持ちにあります。

  • 自分は部下よりも優れている人間であること
  • 自分の考えが正しいと思い込んでいる
  • 自分の思い通りに行かないと腹が立つ

などなど。モラハラ上司がモラハラに走る理由は、とんでもなく幼稚な理由です。モラハラ被害者であるあなたは悪くありません。

実際にモラハラ上司から

お前がダメな奴だから、アドバイスをしてやっているんだ!厳しくしているんだ!

という言葉を投げかけられたことがある人もいるでしょう。

が、この理屈は『いじめられる側が悪い』という理屈と同じですよね。

もしも仕事でミスをしても、しつこく責め立てられたり、日常的に嫌がらせをされたりする必要はありません。

被害を受けているあなたは悪くないのです。

会社に行くのが嫌!モラハラ上司5つの特徴と傾向

仕事は好きだけど、会社に行きたくないなぁ……

そう思ってしまうのは、上司によるモラハラ被害が原因かもしれません。

次にモラハラ上司の特徴を見ていきましょう。モラハラといっても、いくつかのタイプに別れています。

  1. 精神的なダメージを与えるタイプ
  2. 業務・仕事を妨害するタイプ
  3. 周囲を巻き込んでコントロールする
  4. プライベートに干渉する
  5. 仲間はずれにする・無視する

それぞれのモラハラタイプとその対策について、一緒に考えていきましょう!

モラハラ上司の特徴1.とにかく責めたい!精神的なダメージを与える

業務を行う中で、ミスや失敗はつきもの。とくに仕事を覚えられていない入社1年目は、間違えてしまう機会も多いと思います。

たしかに失敗が続くと注意をされることはあるけれど、モラハラ上司は『注意』や『指導』の範囲を超えて部下を責め立てるのです。

周囲からすれば、そこまで非難しなくても……と思うほど、相手を責め立てて、心を追いつけ『自分が相手より優位であること』を主張します。日常的に過度な非難が続くと、心が弱ってしまうのも無理はありません。

精神的ダメージを与えられたらどう対策する?

まずはできるだけ周囲の人に相談しましょう。あなた以外にもモラハラを受けている仲間がいるかもしれません。

「言っていることを気にしない」ことができれば一番ですが、それができるのなら悩んでいませんよね。

モラハラ上司の特徴2.業務を妨害する

直接的に非難をしなくても、業務の進捗を妨害するようなモラハラ行為をする上司もいます。

  • 一人ではできない量の仕事を押し付ける
  • 部下の売上・成果を横取りする
  • 重要な連絡をわざとしない

部下が自分の仕事に専念できない環境を意図的に作るのも、立派なモラハラ。

言葉ではなく業務で相手を攻撃し、自分が優位な立場にいると錯覚しているのです。

業務妨害を受けたらどう対策する?

できればモラハラ上司より優位な立場にいる人や、会社で設置されている窓口で相談しましょう。または同じチーム・部署の人の協力を得るのもいいでしょう。

モラハラ上司の特徴3.悪口を吹き込みコントロールする

被害者本人に悪口を言ったり、業務を妨害したりしなくても、同じ職場や取引先の人にあなたの悪口を吹き込んで、不利な立場に落とし入れるモラハラも存在します。

根も葉も無い噂を立てられて、会社に居づらい経験をしたことはないでしょうか?

実際に私の友人も、このタイプのモラハラ上司に遭遇したことがあります。わ

新入社員として入社した友人は、上司の『悪口』を最初は信じていました。しかし箱を開けてみると、上司の悪口の対象となっていた人より、上司が厄介だったことに気が付いたのです。

友人もその上司にいろんな場所で陰口を叩かれていたんだとか。

根も葉も無い悪口を言いふらされたらどう対策する?

このタイプこそ、重要となるのは仲間を作ることです。

「私だけ悪口を言われているんだ……」と勘違いしてしまいがちですが、部下の悪口を言う上司っていろんな場所で、いろんな人の悪口を言いふらしている可能性が高いでしょう。

モラハラ上司の特徴4.プライベートに介入する

このタイプは恋愛や私生活、家族関係といった業務とは関係のないプライベートの話を職場に持ち出し、相手に不快な思いを与えるモラハラです。

「だから彼女に逃げられたんだ!」「そんなんだからモテないんだろう」といった言葉のセクハラをする加害者も珍しくはありません。

また、仕事上だけでなく上司という立場を利用して、飲み会や業務時間外の連絡を強制してくるケースもあります。

プライベートに介入されたらどう対策する?

まず一番に知ってほしいのが、上司にプライベートまで立ち入る権利はないということ。あなたは確かに部下かもしれません。けれどこれは仕事上での立場です。

家に帰ればあなた個人の時間。プライベートに介入されたときは話を合わせる必要はありません。

モラハラ加害者となる当本人はモラハラをしている自覚がないので、嫌な気分をしながら調子を合わせていると、発言・行動はエスカレートする一方なのです。

モラハラ上司の特徴5.仲間はずれにする・無視する

  • 忘年会・歓送迎会・飲み会に誘わない
  • 問いかけを無視する
  • 重要な連絡事項を送らない

このように仲間はずれにして、職場から孤立させようとするモラハラ行為も少なくはありません。

書類・資料といった業務連絡も『被害者』だけ回っていない状態だと、業務にも支障が出てしまいますよね……。被害者は仲間外れにされているだけなのに、業務に支障が出たことで、周囲から冷たい態度を取られてしまうことも。

自分に非がないのに、あたかも非があるような状況を作り出しているのです。

仲間はずれにされたらどう対策をする?

このタイプのモラハラは、モラハラを行った加害者だけでなく他の同僚・上司に対しても疑心暗鬼になってしまいます。

また、「誰が意図的に仲間はずれにしているのか」がわからないケースもあるでしょう。

こういった被害にあった場合は、なるべく早めに相談窓口へ報告することをおすすめします。

誰がやったかわからない・周囲の人からも非難されている……。そんな不安と誤解を解くためにも、本部・上層部へ相談してください。

悪質性の高いモラハラは法律で罰することもできる!

モラハラの被害にあっている本人は、精神的なダメージを受けすぎて「私が悪いんじゃないか……?」という思考回路に陥ってしまいがちです。

しかし、モラハラは労働基準法に違反する悪質行為。程度によっては名誉毀損などの罪に問えます。

そんな悪質行為を耐える必要はありません。あなたは我慢しなくていいんです。

職場でのモラハラを相談するには?

ほとんどの企業には社内のハラスメントを相談する窓口が設けられています。

自分より優位な立場の人(上司)から被害を受ける場合は『パワハラ(パワーハラスメント)』に該当するので、相談する際は『パワハラ』という言葉を用いた方がわかりやすいでしょう。

また、万が一企業側が対応してくれない場合は厚生労働省が運営するあかるい応援団の相談窓口を使ったり、弁護士の無料電話相談、法テラスを活用したりしてみましょう。

職場モラハラにあったら、やるべきこと

では現在、職場でモラハラ被害にあっている人はどうすればいいのでしょうか?

これは仕事だから我慢しなきゃ

と心に蓋をする必要はありません。

ただ一点、知っておいてほしいのが、モラハラをしてくる本人に直接交渉しても改善される可能性は限りなく低いということ。

しかし職場でのモラハラは直接相手に交渉しなくても、対策・改善できます。

モラハラ被害の証拠・仲間を集める

まずはじめにすることは、モラハラの証拠を集めることです。

DVのように「目に見える嫌がらせ」ではないので、モラハラを立証するためにはそれ相当の証拠が必要です。

証拠品として使えるものは以下の通りです。

  1. 被害を記録した日記やメモ
  2. ボイスレコーダーなどで録音した発言
  3. 着信履歴・メッセージ・LINEの履歴

とにかく目に見える形で被害を記録しておくことが重要。メモや日記は、いつ・どこで・だれが・何を?というポイントを意識して記録しましょう。

また、他にもモラハラ被害を受けている人がいるなら、その人と一緒に団結するのもひとつのポイントです。

「自分さえ我慢すればいい」と思ってしまいがちな上司のモラハラですが、たとえあなたが転職・退職をしても、その上司がいる限りモラハラは続きます。

仲間と一致団結することで、何をしても変わらないと我慢していた気持ちが、何か行動して変えてやろうというポジティブな気持ちに変化するでしょう。

集めた証拠を携えて相談する方が、信憑性も高く、企業が対策に踏み切る可能性も高くなります。

モラハラが続くなら、転職も視野に入れよう!

とはいえ、モラハラを告発したあとの逆上が心配な方もいらっしゃるでしょう。

  • モラハラ被害を報告したら余計に悪化するんじゃないか?
  • できることはやったけれど、モラハラが改善されない……

もしも職場内の環境が改善されないのであれば、転職を視野に入れるべきです。

モラハラ上司は「今どきの若い者は根性がない!」「すぐに辞めるなんて、どこにいっても同じだ!」とあなたを責めるかもしれません。

しかし、この言葉に耳を傾ける必要はないのです。

モラハラを容認している会社は、所詮「その程度の存在」。
あなたは上司に役立たずと言われているかもしれません。しかしその言葉は『モラハラ上司』が自分の存在意義を見出すための自己中極まりない発言です。

そんな自己中心的な『モラハラ上司』の『常識』が、どこにいっても通用するとは限りませんよね。(笑)

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まとめ

モラハラ被害を受け続けていると、自信や自分らしさを見失ってしまいます。

しかも生活の基盤となる『職場』でその被害が発生しているとなると、逃れようと思ってもなかなか逃れられませんよね。

でも、確実に言えることは、被害を受けているあなたは悪くありません。
上司という優位な立場を使って攻撃してくる相手のために、あなたが我慢する必要なないのです。

一人で悩みを抱え込まず、相談すること・そして環境を変えることなどを視野に入れて、行動してみませんか?