DV夫との離婚する方法

離婚してくれないDV夫・妻から逃げるための3つの手続きと届出

DV夫・DV妻から逃げる方法

配偶者からDVを受けているあなた。「この生活から逃げたい……」と思ったことは、一度や二度ではないでしょう。

  • 逃げてもまた見つかってしまうんじゃないか?
  • 居場所が特定されるとDVが悪化するんじゃ?
  • 離婚に応じてくれるわけはない……

離婚に応じてくれないから、今すぐにでも飛び出したい。けれど、DVから逃げたあと、逃げた居場所が特定されてしまったらという恐怖を抱いていませんか?

この記事では離婚してくれないDV夫や妻から逃げる際、絶対にやっておきたい3つの手続きや届出について解説します。

離婚してくれないDV夫・妻から逃げる!絶対しておきたい手続きとは?

離婚に応じてくれないDV夫やDV妻に居場所を特定されず逃げるために、絶対にしておきたい手続き・届出は以下3つです。

  1. 住民基本台帳の閲覧制限
  2. 捜索願不受理届(行方不明者届)
  3. 接近禁止命令

それぞれの手続きの方法や、内容について詳しく解説します。

(1)住民基本台帳の閲覧制限とは?手続きの方法

住民基本台帳とは、住民全体の住民票を世帯ごとにまとめたもの。夫婦である場合、同じ場所に住んでいなくても、自分の住民票の写しを取得すれば、配偶者の転居先まで記載されています。

せっかくDVから逃げて新しい住居に移り住んでも、この住民基本台帳に閲覧制限をかけておかなければ、DV夫(または妻)が転出先の住所を知ることができるのです。

住民基本台帳に閲覧制限をかける方法

  1. 警察署・配偶者暴力相談センターでDV相談をする
  2. DV等支援措置を申し出て、DV等支援対象者になり申請書を取得
  3. 各市区町村に申請書を提出する

閲覧制限をかければ、DV加害者から「住民基本台帳の一部の写しの閲覧」「住民票(除票を含む)の写し等の交付」「戸籍の附票(除票を含む)の写しの交付」の請求・申出があっても、拒否することができます。

ご自身の住民票がある市区町村で詳しい内容をお尋ねください。

(2)捜索願不受理届(行方不明者届)

捜索願不受理届(そうさくねがいふじゅりとどけ)は、正式名称で「行方不明者届」といい、捜索願の受理を拒否するための届出です。

DV夫・DV妻はあの手この手であなたの居場所を特定しようとします。DVの事情を知らない警察で「配偶者が行方不明になって……」と捜索願を提出することも安易に想像できますよね。

だからこそ先に捜索願を受理されないよう、行方不明者届を提出して『探してもらいたくない意思表示』を行い『探せない状態』を作っておくのです。

捜索願不受理届(行方不明者届)の届出方法は?

  1. 警察の生活安全課で相談する
  2. 正当な理由として認められれば届出が受理される

捜索願の不受理届が受理されるためには、それ相当の理由が必要。これは借金から逃げたいなどの理由での届出を防ぐためです。

DVは正当な理由として認められますが、その証拠となるものを持っていったり、DV相談機関への相談実績があったりする方が客観的にも『DVの証拠』を確認しやすいです。

(3)接近禁止命令

逃げた居場所を特定されないよう、住民基本台帳に閲覧制限をかけたり、行方不明者届を提出したりしても「絶対居場所がわからない」と言い切れません。凄まじい執着心であなたの居場所を特定しようとするDV夫・妻もいるでしょう。

そんな展開を防ぐために「接近禁止命令」の制度を検討しましょう。

接近禁止命令とは、地方裁判所がDV加害者に対して出す命令です。命令が下されたDV加害者は6ヶ月間、DV被害者本人や住居・職場に近くことができません。

もしも命令を破りDV被害者に接近したら、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。

接近禁止命令を出してもらう手順

  1. 警察・配偶者暴力相談支援センターにDV被害の相談をする
  2. 地方裁判所に行き、申立書を提出する

DV被害を受け、接近禁止命令を出してもらうためには、警察または配偶者暴力相談支援センターへの相談実績が必要となります。

住民基本台帳の閲覧制限や、行方不明者届の提出時にも相談が必要となるので、合わせて確認しておきましょう。

ただし接近禁止命令は裁判所の承諾が必要です。DVの事実や危険性がないとその必要性を認めてもらえません。

DVの証拠も逃げるために必要・・・?

DV被害者としてDV加害者から逃げるために、法的な手続きや処置を行うためには、DVがあった事実を認めてもらわなければなりません。とくに接近禁止命令は、裁判所が下す命令となるので有効な証拠が必要です。

DV被害の証拠となるもの
  • 怪我の診断書
  • 怪我の写真
  • メモや日記などの記録

これらもDV被害の証拠。DVから安全に逃げるためには、まず世間に『DVの真実』を信じてもらわなければなりません。DVが社会問題になる一方、被害を訴える人が少ないのは、なかなか証拠が揃わないことにあるのかもしれませんね……。

まとめ

DVから逃げることは、配偶者への裏切りではありません。あなた自身、あなたの人生を守るための懸命な判断です。

そしてDV加害者から逃げたあと、あなたがあなたらしい毎日を過ごせるようどんな処置や法律や条例があるのか知っておいてくださいね。

心から安心できる日々を取り戻せるよう願っています。

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