DVの対処法

DV夫に逃げた居場所を特定された!避難したら必ずするべき3つの処置

DV夫に居場所を特定されたら?

DV被害を受けている方のなかには、DV夫から逃げることを考えている方も多いのではないでしょうか?

逃げるという選択は正しいです。
そしてその選択にたどり着くまで、さまざまな葛藤があったことでしょう。

しかしDV被害から逃れ、平穏な生活を取り戻すためには『上手な逃げ方』を心がけておきたいもの。
下手な逃げ方をすると、DV夫に居場所を突き止められ、暴力がエスカレートする危険性があるからです。

DV夫から逃げる場合は、居場所を特定されないための処置や、自分に近づけないようにするための処置を講じる必要があります。

そこで今回は、DV夫から避難したら必ずするべき3つの処置について説明していきます。

DV夫に逃げた居場所を特定されてしまう危険な行為とは?

DV夫から逃げる際、やってはいけないこともあります。
これをやってしまうと、DV夫に簡単に居場所を特定されてしまうでしょう。

まずはDV夫から逃げる際、絶対にやってはいけないことについて説明していきます。

やってはいけない逃げ方1.実家や友人の家に避難する

DV夫から逃げた際、実家や友人の家に行く人も多いかもしれませんが、これはおすすめできません。

なぜなら住む場所がない人間が実家や友人の家に行くことは、容易に想像できるからです。実家や友人の家に行けば、DV夫がそこに押しかけてくる確率は高いと言えるでしょう。

逃げる場所がないなら、相談機関を頼ってみよう!

行く場所がないという人は、「婦人相談所」に相談しましょう。

婦人相談所に相談すれば「DVシェルター」という施設に、一時的に住まわせてもらえます。

ひとまずDVシェルターに避難し、その間に新しい住居を探すことになります。

DVシェルターではDV加害者だけでなく、身の回りの環境とも一切の連絡を断つことになりますが、だからこそ『安全』な逃げ方が実現するのです。

やってはいけない逃げ方2.今住んでいる場所を他人に教える

今住んでいる場所を、他の人に教えるのは避けるべきです。なぜなら、共通の友人の口から、今の居場所がDV夫に伝わってしまうケースも珍しくないから。

今いる場所を教える相手は、信頼できる少数の人間だけに留めておいたほうがいいでしょう。

また居場所を教える相手には、事情を説明したうえで、他の人には言わないように口止めしておくことも重要です。

やってはいけない逃げ方3.携帯番号・職場を変えないこと

また住居を変えても、今まで通りの電話番号・職場だと容易に居場所を特定されてしまいます。夫(または妻のケースも)から逃げるからこそ、仕事をしなければ!と思うかもしれませんが、居場所を特定されないためには、職場や携帯まで『変える』ことが望ましいのです。

DV夫の住む家から避難したら必ずするべき3つの処置

住む場所を見つけたら、DV夫に自分の居場所を特定されないようにしなければなりません。

ここでは、自分の居場所をDV夫に知られないための方法について説明していきます。

また、もし自分の居場所を知られてしまっても、DV夫が自分に近づけないようにする方法についても併せて説明していきましょう。

DV夫から逃げる方法1.職場を変える

働いている人はDV夫から逃げた後、それまでの仕事を辞めるべきです。なぜならDV夫は、妻の職場がどこなのかくらい把握しているはずだから。

DV夫が逃げた妻を探すため、妻の職場を訪ねてくることは容易に想像ができます。
職場の前で待ち伏せされ、帰宅時に後をつけられれば、今住んでいる場所もばれてしまいます。

DV夫から逃げた以上、自活しなければならないため、お金を稼ぐ必要がありますが、安全のために今の仕事は辞め、別の仕事を探すようにしましょう。

DVシェルターで一時的に避難する女性が多いのも、こういった理由からです。

専業主婦期間が長い人にとって、「今さらどんな仕事ができるんだろう・・・」と不安に思うかもしれませんが、主婦の経験も立派なキャリアです。日常の家事や子育てって、マルチタスクを同時進行して、予期せぬ事態に随時対応しなくちゃこなせませんよね。

最近では女性に特化した転職サイトもあるので、そういったものを活用しながら仕事を探してみませんか?

DV夫から逃げる方法2.住民基本台帳・捜索届けに制限をかける

DV夫に居場所を知られないためには、「住民基本台帳」に閲覧制限をかけることが欠かせません。

住民基本台帳とは、住民全体の住民票を世帯ごとにまとめたものです。

夫婦の場合、別居していても夫が住民票の写しをとれば、そこから妻の転出先の住所を確認できてしまいます。しかし住民基本台帳に閲覧制限をかければ、夫でも妻の転出先の住所を見られなくなるのです。

あわせて捜索願を提出されないよう、警察への届出も必要です。捜索願不受理届(そうさくねがいふじゅりとどけ)は、正式名称で「行方不明者届」。

誰かが提出した捜索願いの受理を拒否して、身元を特定されないように警察に届け出るものです。

住民基本台帳に閲覧制限をかけてもらう手順

住民基本台帳の閲覧制限をかけるために、まずは警察署か配偶者暴力相談支援センターにDV被害を相談して、住民基本台帳の閲覧制限のための申出書をもらいましょう。

もらった申出書を、住んでいる地区の市区町村に提出すれば住民基本台帳の閲覧制限の手続きは完了します。

DV夫から逃げる方法3.接近禁止命令を出してもらう

DV夫に居場所を知られないように気をつけても、絶対にばれないという保証はありません。居場所がばれてしまえば、DV夫が押しかけてくる確率は高いと言えます。

そのためDV夫から逃げている人は、「接近禁止命令」の制度も利用するといいでしょう。
接近禁止命令とは、地方裁判所がDV加害者に対して出す命令の一つです。

接近禁止命令を出されたDV加害者は、6ヶ月間、被害者本人にはもちろん、被害者の住居や職場にも近づくことができません。

命令を破った場合、DV加害者は逮捕され、1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられます。

接近禁止命令を出してもらう手順

  1. 警察か配偶者暴力相談支援センターにDV被害の相談をする
  2. 地方裁判所に行き、申立書を提出する

接近禁止命令を出してもらうには、警察か配偶者暴力相談支援センターへの相談実績が要るので、事前にどちらかに相談しておきましょう。

注意点としては、裁判所に必要性を認めてもらえないケースもあるということ。この場合、接近禁止命令は出してもらえません。

そのため、けがを負った際の診断書やけがの部位の写真など、DV被害にあったという証拠は揃えておきましょう。

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まとめ

DV夫から逃げる場合は、まず婦人相談所に相談しましょう。
婦人相談所に相談すれば、一時的に施設に避難させてもらえるので、その間に新しい住居を探せます。

新しい住居に住んでも、DV夫に居場所を突き止められないようにしなければなりません。
職場を変えたり、住民基本台帳に閲覧制限をかけてもらうことで、居場所を特定される確率はグッと下がります。また接近禁止命令を出してもらえば、DV夫は安易に近づくことができなくなりますよね。

DV夫から逃げることを考えている方は、ぜひこの記事を参考にして、DV夫の接近を阻止しましょう。