傷ついた心との向き合い方

「結婚しなければ良かったのに」と言われてしまったあなたへ

結婚しなければよかった

パートナーと離婚を考えているとき、知人や親族に離婚の相談をしたことはありますか?

そんなとき、こんな言葉を投げかけられたことはないでしょうか?

「そんな夫(妻)と、結婚しなければ良かったのに……」と。

私的に「結婚しなければ良かったのに」はどんな離婚相談においても、いってはいけない言葉だと思っています。

周りの人に「結婚しなきゃ良かったのに」と言われてしまったあなた。
そして、離婚相談にのっているあなたにも伝えたい。

「結婚しなければ良かったのに」という言葉をいってはいけない理由について、お話しましょう。

SNSでも飛び交う「どうして結婚したんですか?」という言葉

リアルな交流だけでなくSNSでも飛び交う離婚の話。

夫や妻に不満がある。夫婦として再起不可能な状態で苦しんでいる方がたくさんいます。

個人的には、離婚について悶々と悩んでしまうのも仕方がないことだと思っています。

だって、血が繋がっている家族間でも価値観は違うじゃないですか?

たとえ夫婦となって、子供ができて、パパ・ママになったとしても、価値観の不一致は生まれます。その程度はどうであれ、不一致を感じないほうが珍しいのでは?とも思うのです。

しかし、現実世界でもSNSの世界でも、離婚の話になると……

「どうして結婚したんですか?」
「そんな相手と結婚しなければ良かったのに……」
「結婚したあなたが悪い」

という言葉が飛び交っています。

私はこういった言葉に対して思うのです。

誰も離婚前提で結婚を決めるわけではないよ……と。

結婚しなければよかったのにと言わないほうが良い理由

私自身「はぁ、離婚したいなぁ……」ということは何度もあります。

また、友人から「離婚したいんだよね」と相談されることもあります。

私の言葉が友人にとって、良い方向へ働いているのかどうかはわかりませんが、どんなに「なんてひどい!!」となっても言わないようにしている言葉があるのです。

それが「結婚しなければよかったのに」とか「どうしてそんな人と結婚したの?」。

こういったニュアンスの言葉はぜったい言わないように気をつけている理由をお話したいと思います。

もしも、あなたが離婚相談をされても。

もしも、あなたが誰かに離婚相談をして「結婚しなければ良かったのに」という言葉を投げかけられて凹んでしまったときも。

今日の話を思い出していただき、励みになればいいと思うので、お話したいと思います。

離婚前提で結婚する人なんて、ほぼいない

最大の理由はこれです。結婚当初、離婚を前提にして結婚する人なんて、まずいません。

筆者はデキ婚で、結婚当初はパートナーとの仲も最悪でした……。

それでも結婚しなければ母子手当などはもらえないということを知り、ラストチャンスのつもりで入籍したのです……。

とはいえ、「ぜったい不幸になるけど結婚しよう」とは思っていませんでした。

仲も悪いし、明るい将来は見えないけど……最後のチャンスかな?と思って結婚したのです。

ここにも微々たる希望がありますよね。

1%でも幸せになる、とか。家族としてやっていきたいという気持ちが残っているから、結婚できたのだと思います。

私の場合は特殊ですが、結婚当初がラブラブ度マックスだったと語るご夫婦も多いので、誰も入籍当初の目的は『離婚にない』んですよね。

結婚する前に気が付けない方が悪いだなんて、ない。

「どうしてそんな人と結婚しちゃったの?結婚する前にどうして見抜けなかったの?」

こういう討論に発展することもありますよね……。

ただ、個人的にはこの言い分もちょっとドリーミーすぎるかなと思っています。

なぜなら人の感情は日々変化するものだから。

絶対的に普遍的。断固たる揺るぎない価値観がある……って人、ほぼいないんじゃないですかね?

最初は好きだったけど、嫌いになることもあれば、
嫌いだったけど、好きになることもある。

また本人の性格だけでなく、生活環境や家族構成によっても夫婦のバランスは変わってきます。

夫や妻の仕事が変わった、ご両親に何かがあった、家族が増えた、などなど。

人生にはたくさんのライフステージが待っています。

そのステージに合わせ、夫婦のあり方も変わってきますよね。

ある程度計画をしていたとしても、その通りには進みません。

それが人生です。

夫婦2人で念入りに計画を立てていたとしても、ご両親や義実家に何があるかわかりません。安定だと言われていた職場が不景気になることだってあります。

だからこそ、その人の感情がぜったい揺るぎないものとは言えないのです。

結婚しなければよかったは、過去形である。

離婚の相談をしている本人は、何度も「結婚しなかったら良かったんだろうか……」と考えています。結婚だけではありません。

物事がうまくいかないときこそ、違う選択肢をしていたら、どうなったんだろう?

この選択が間違っていたのかもしれない。と、悩むものです。

けれど話を聞いている側が「結婚しなければよかったのに」というのはまた別問題。いや、その選択肢はもうないんですから……。

相手に対する思いやりもあるのかもしれませんが、それはただの結果論ですからね。

現状なんて、ほんのちょっとボタンをかけ違うだけで、大きく左右するもの。

「結婚しなければ良かったのに」と誰かにいってしまうほど、野暮なことはないんです。

まとめ.結果論ではなく、その先を見つめよう

「結婚しなければよかった」この衝撃的な一言は、相談された側の友人・知人であっても、離婚を決意したパートナーであっても、いってはいけない一言だなと思います。

なぜなら結果論だから。

日常のなかにも「ああ、こんなのやらなきゃよかった」とか「買わなきゃよかった」とか、そういう後悔ってありますよね?

でも、それを選んだとき「まさか、こんな結末が待っているだなんて……」と思いもしません。誰しも期待を胸に選択するはずです。

もしも、あなたがこの先、離婚について相談されても、この一言だけはいわないでください。

もしも、あなたがこの先、離婚について相談して「結婚しなきゃ良かったのに」と言われても深く受け止めないでください。

それよりもどうすれば今が良くなっていくかについて、語りあえる人こそ、あなたにとってかけがえのない存在だと思います。