DV(ドメスティックバイオレンス)夫やモラハラ夫は、些細なことで機嫌を損ね、手を上げるという特徴があります。
日々の生活の中で、このような夫と暮らしている方も、毎日顔色をうかがって生活しているのではないでしょうか?
そんな夫と離婚したい……けど、離婚を切り出せない。そんなときにおすすめしたいのが弁護士です。今回は私の実体験を元に、DV夫と離婚するときの弁護士費用や依頼方法についてまとめてみました。
Contents
DVやモラハラ夫と離婚できない?第三者の協力を!
いつ手を出されるかわからない。機嫌を損ねてしまったらどうしよう……。
DVやモラハラ加害者の恐怖に怯える生活を送っていたら、離婚話を切り出すなんて火に油を注ぐようなもの……。
怖くて言い出せず、自分が我慢すればいいと思っていませんか?
離婚したくても諦めていませんか?
ですが、離婚できる方法は必ずあります。
もちろん私も自分で離婚話を切り出すなんてことは絶対におすすめしません。
離婚をするときに一番大切にすることは「自分の身の安全」だからです。
何をするかわからないモラハラ・DV夫との離婚は、一人で頑張ろうとせず第三者の協力を求めてください。
親類や友人でも離婚のアドバイスは難しい
私は暴力が怖く、自分から元夫に離婚話を切り出すなんて考えられませんでした。
はじめは「どうにか暴力的なところを改善できないか」と考えていたのです。
そこで、元夫の親類や友人に幼少期の性格を聞いたり、どのように接してきたのか聞いて回りました。
信頼できそうな人には、暴力的なところがあることも打ち明け相談しました。
しかし、残念ながら解決に至ることはできませんでした。
相談をした親類や友人も、家庭内暴力や離婚に関しての専門家ではありません。
「こんなこと相談してるってばれたら、また次の暴力につながってしまう」と考えるので、結局何もできないのです。
離婚をしたいと思ったら、まずは弁護士に相談することをおすすめします。
お金がなくても大丈夫?離婚を弁護士に依頼する方法
「弁護士に相談すると高額な費用がかかるのではないか」
そう思う方も多いのではないでしょうか。
ハッキリとお伝えしますと「お金はかかります!」
離婚が成立するまでの期間や必要な手続きによって、費用も変わってきます。
以上の費用が発生します。
これらをすべて支払うとなると大変だと思うかもしれませが、「お金はなくても離婚はできます!
その方法が、法テラスに相談することです。
1.法テラスに相談して弁護士を紹介してもらおう
法テラスとは一般人でも弁護士へ依頼しやすい《相談窓口》のような役割をになっています。弁護士費用の分割制度なども用意されているのです。
私も弁護士に相談したいと思ったとき、法テラスに電話で相談をしました。
電話をかけるときは緊張しましたが、電話口の方は優しく、親身に話を聞いてくださる方だったので、すぐに安心して話をすることができました。
現代は離婚案件も珍しくないためか、電話口の方も慣れているような印象です。
こちらのスケジュールを聞いてくださり、実際に法テラスまで出向いて無料相談を受けるアポイントを取ってくださいました。
法テラスに相談するときのポイントは?提出物も必要
法テラスで弁護士と面会をするときに、持ってきてほしいと言われたものがあります。
それが「今回離婚したい理由をレポートにしてまとめてきてください。」というものでした。
私は以下の通りに離婚したい理由のレポートを作成しました。
なかでも、「暴力の内容」は離婚したいと思っているきっかけの部分ですので、細かく書く必要があります。
いかに自分が離婚したいと思っているか、しっかりと伝えることがポイントです。
https://dv-sos.com/2019/03/01/higairikon/
2.弁護士に正式依頼する
法テラスで初回の面会をしてから、正式に弁護士に依頼をすることになります。
お互いの性格もありますので、もし、お会いした弁護士さんと合わなさそうと感じたら他の弁護士を紹介してもらうことができます。
また、1つの相談内容につき3回まで相談に乗ってもらえるので、1度目の相談で不安な場合は何度か面会を重ねましょう。
弁護士との面会終了後に、法テラスの方も話を聞いてくれる機会を設けてくれます。
気になる点は素直に打ち明けましょう!
法テラスの弁護士費用は分割でOK!注意点は……?
法テラスを通じて弁護士に依頼した場合、発生した費用は法テラスの方で立て替えてくれ、分割での返済が可能です。
相談料や成功報酬など、実際にかかる費用を、収入に応じた金額で分割払いにできるのは安心ですよね。
私の場合は、離婚までに5か月間という期間がありました。
そのため弁護士とは
という2つの契約を結びました。
今回法テラスで分割払いにできたのは、「離婚をするための契約」のみです。
その為、「離婚までの婚姻費請求にかかわる成功報酬のみ」弁護士事務所に別途お支払いをしました。
しかし、そこでも分割払いに応じてもらい、計画手な返済計画を立てることができたのです。
弁護士事務所にもよりますので、まずは相談してみることがおすすめです。
離婚弁護士の依頼で必要になった費用
私が離婚までにかかった期間は5か月間です。
調停は行わずに協議離婚となりました。
実際に発生した費用は……相談料と成功報酬のみです。
成功報酬は、支払われることになった養育費の金額によって変動するため、あらかじめ予算を立てておくのは難しいですが、法テラスを介せば分割払いに対応してくれますので安心です。
私の場合は、子の養育費とは別に離婚までの期間における婚姻費請求を行ったので、離婚のみの場合と比べ高くなりました。
離婚がスムーズにいけば弁護士への支払い額も少なくなります。
そして、私がもらえることになった養育費は「相手が支払えると提示してきた金額」で受理したため、一般的に言われる養育費よりは少めとなっています。
それが結果として、成功報酬も少ない請求で済むことになりました。
まとめ.DV・モラハラ夫との離婚は専門家に依頼しよう
DV・モラハラ夫との離婚にあたって弁護士の手助けは必要です。
弁護士と聞くと、堅苦しく考えてしまいがちですが、実際に相談してみると考えていたよりもハードルは低く、自分にはできないことを代わりに行ってくれるため、安心して相談することができました。
「私がどうしたいか」を第一優先に考えてくださったので、自分の今後を見つめなおすいいきっかけにもなりました。
DVやモラハラ被害を受けている方は、「DV夫と離れられない」と思っています。けれど、その考えは洗脳に近いです。
だからこそ、友達でも家族でもない法律のスペシャリスト《弁護士》の力も必要なのかなと考えています。
DVやモラハラで悩んで過ごしているのなら、ぜひ一度相談してみることをおすすめします。