DV被害者を守る、DVシェルターという保護施設があるのはご存知ですか?
「DVから身を守りたい……」とインターネットで情報を探すと、DVシェルターという言葉を目にしたことがある人もいるでしょう。
しかし、自分の身を守る手段としてDVシェルターを調べても、その実態は闇に隠されています。
- DVシェルターってどんなところ?
- DVシェルターではどんな生活をしているの?
- 自分はDVシェルターの保護を受けられる?
この記事では、DVシェルターに関する疑問について調査してみました。
Contents
DVシェルターとは?実態がわからない理由
DVシェルターに関する具体的な情報は、一般人にわからないよう、すべての情報が隠されています。
DVシェルターの所在地はもちろん、生活の仕方や、入居時に持っていける持ち物など、実態は明かされていません。
なぜなら、DV加害者が被害者を連れ戻しに来てしまう可能性があるからです。
せっかく、自分の身を守るためにDVシェルターに入居して、DV被害から逃れたとしても、加害者に居場所を特定され、連れ戻されてしまったら……?考えるだけでも恐ろしいですよね。
またDVシェルターで避難している人は、1人の被害者だけではありません。いろんな事情を抱えたDV被害者が避難して、集団生活を送っています。
DVシェルターの実態が公になってしまうことで、たくさんの被害者が危険な目に遭う可能性があるのです。
しかし、専門機関からの情報や体験談によって、DVシェルターの実態は少しだけ把握できます。
筆者が調べた内容を、DVシェルターで避難している方に差し支えがない程度にご紹介していきます。
DVシェルターとは?被害者が一時避難する施設
DVシェルターとは、DV被害者が加害者から一時的に身を寄せるために設置された施設のことを言います。
現在では、行政が運営するDVシェルターと民間が運営するDVシェルターを合わせ100を超える施設が存在しています。
DV被害者が自立し、安定した生活を送っていけるようにひとりで暮らしていくための入居先や就職先の相談にも乗ってもらえる施設もあります。
また、お子さんがいる場合には一緒に連れ添って保護を受けることも可能です。
施設内の環境に関しては、その施設を運営する機関によってさまざまです。
人の目から離れた郊外などに設置され、建物の外観もあくまでも第三者に目撃される可能性を考慮したものになっていることが多いようです。
DVシェルターに入所する際の持ち物、利用料金は?
DVシェルターの利用料金は無料です。
食事代や入浴における生活に必要なものは全てそろっているため、生活を心配する必要はありません。
入居時に持っていけるものは必要最低限である必要があります。
- お財布
- 衣類
- 携帯
- 通帳や実印
- 保険証や年金手帳、個人カード
これらの身分を証明できるものを持ってくると安心です。
しかし、DV加害者に家を出ていくことがばれてしまうと、監禁されてしまい外出ができなくなる可能性もあります。衣類など大きなものを持ってくるのは困難です。
カバンひとつに自然に収まるものとなると、身分証や現金、通帳などに限られると考えた方が無難でしょう。
DVシェルターの入居期間やルールは……?
基本的にDVシェルターの入居期間はおよそ2週間程度と言われています。
ただし、生活の基盤が構築されていない場合は期間を延ばせることもあるようです。
そして筆者のリサーチによるところ、DVシェルターへの入居にはたくさんのルールが定められていることがわかりました。
もちろん、保護されるDVシェルターによってさまざまルールは異なりますが、基本的なルールは共通です。
第一に優先すべきなのは自分自身や子どもの身であるのはもちろんです。また同じDVシェルターに入居している人たちはDV被害者ばかりです。
DVシェルターに保護されている人たちの情報や所在地などは、人に話さぬよう固く禁じられています。
あわせて、外部への連絡や、友人や家族との接触も制限されています。詳しく解説していきますね。
ルール1.連絡先・個人情報を明かさない
DVシェルターに保護してもらうにあたって、施設に入居することになりますが、入居先はどんなに親しい家族や友人であってもけして話してはいけません。
なぜなら、DV男は目の前から突然妻や彼女がいなくなった場合に執拗に探し出すという行動を取る可能性が高いから。
居場所が知られてしまっては、連れ戻しにくる可能性も出てきます。
それは同じDVシェルターに入居している他の人も同様です。
よって個人情報や施設への連絡先は明かすことはできません。
合わせてDVシェルターの情報や所在地について外部には情報を漏らさないという誓約結ぶ必要があります。
ルール2.行動・連絡に制限がある
先ほども記述した通り、外部との接触を制限されるため、行動については細かく施設担当者への報告が必要です。
外部との連絡手段になるスマートフォンや携帯電話も入居と同時に回収されることが多いようです。
中にはDV男との今後の連絡を一切遮断するため、携帯電話の解約をする求められるDVシェルターもあるとのこと。
スマートフォンの普及に伴い、GPSで位置情報を特定される可能性もあるので、携帯電話は思い切って解約してしまうという覚悟が必要です。
また外出や手紙の投函についても施設担当者の事前承認を取らなければなりません。
不必要な外出は控えるようにしましょう。
ルール3.集団生活ならではの細かい生活規則も!
DVシェルターは基本的に他のDV被害者との共同生活です。
消灯時間や入浴時間などが定められており、シェルターのルールに則った生活が必要です。
掃除当番もあるようなので、無料で保護してもらえているという気持ちを忘れずルールを守るよう心掛けが大切ですね。
DVシェルターに入所する方法・条件とは
DVシェルターに入居するためには、住んでいる地区を管轄している各相談機関で相談が必要です。
合わせて警察や、弁護士などもその管轄を仲介して相談をすることもあるようです。
DVシェルターが必要であることをきちんと説明し、助けを求めていることを強くアピールしましょう。
DV被害を証明できる診断書や、証拠写真があるといいでしょう。
DVシェルター入所後、子どもや仕事はどうなるの?
DVシェルターに入るためには、DV男に知られている勤務先や子どもの学校を変えなくてはなりません。
その後の生活に不安を覚えるとは思いますが、DV男から身を隠し、別居までたどり着けたとしても居場所が特定されては意味がありません。
勤務先や学校で待ち伏せをしたり、実家に連絡してくる可能性もあるため、過去の生活を一掃し新しい生活を送るという覚悟が必要です。
DVシェルター入居中は、生活費は無料で提供してくれますし、仕事がなければ一時的に生活保護の申請をすることが多いようです。
https://dv-sos.com/2019/03/17/dvsenngyou/
まとめ
謎に包まれたDVシェルターの実態についてご紹介しました。
携帯電話の没収や、仕事の退職、子どもの転校など生活を大きく変える必要があることがわかりましたね。
女性の身を守ることに特化した施設なので、やはりこれだけのことをしなければいけないという情報から、DV被害の危険性がわかります。
ただ、なかなか自分の今までの生活を捨てて新しく一から築くには、大きな決断が求められますね。
DV被害から身を守るためにできることは、DVシェルターに頼ることだけではありません。
ぜひ一度、弁護士に相談してみてくださいね。
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